【感想】超大作『沈黙のwebライティング』を文章好きな女子大生が読んだ
どうも~!
女子大国文科在籍の女子大生です。
さて、今回は『沈黙のwebライティング─webマーケッターボーンの激闘―』を読みました!
沈黙のWebライティング ?Webマーケッター ボーンの激闘?〈SEOのためのライティング教本〉
- 作者: 松尾茂起,上野高史
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
ぱっと見、分厚くてちょっとお高い本、だとビビってしまうかもしれません。
しかし、高校時代参考書が好きじゃなかった私でもちゃ~んと最後まで読み切ることができましたよ!
今回の記事では『沈黙のwebライティング―webマーケッターボーンの激闘―』のあらすじと感想を書いていきます!
ちょっとしたネタバレもあるのでご注意を!
どんな本なの?
「webライティング」について、計631ページに及んで書かれた本。
基本的にキャラクターのフキダシ会話調で進んでいく。
こちらは二作目で、『沈黙のwebマーケティング―webマーケッターボーンの逆襲―』が一作目となる。
もともとHPに掲載されているもので、そちらに書きおろしを加えたものになる。
あらすじ
須原にある老舗の旅館「みやび屋」。
みやび屋は先代がなくなり、サツキという女性が若女将として経営していた。
しかし、サツキの運営するみやび屋HPからの予約は非常に少なく、経営が危ぶまれる。
そんな中、かつてミュージシャンを目指してきた弟のムツミが東京から帰ってきて、HPを改変することになる。
しかし、客として泊まっていた謎の男、“ボーン・片桐”が突然「この旅館のサイトは危うい」と訪れてくる。
感想
毎回言ってる気もしますが、
超面白い!
基本的にライトノベルや、読みやすい本を馬鹿にしていたような部分があったのですが、テンポのいい会話調の作品がこんなに面白いとは思いませんでした。
webライティングの参考書としても、初心者の私は大満足です。
ライティングにこだわらないぜ!webマーケティングについて知りたいぜ!って人は一作目『沈黙のwebマーケティング―webマーケッターボーンの逆襲』のほうから読んだほうがいいのかも?
沈黙のWebマーケティング −Webマーケッター ボーンの逆襲− ディレクターズ・エディション
- 作者: 松尾茂起,上野高史
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2015/01/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
私はライティングに興味があったので今作から読みましたが、今作からでも非常に面白かったです。
ただ、「作品は一作目から読んでナンボ」と思っているので、一作目から読めばよかったかな、とすこし後悔。
いつか絶対に一作目も読みます!
ブログからSNS、普段文字を書かない人まで役に立つ本
この作品は「webライティング」に興味のある人にとどまらず、文章そのもので人に何かを伝えたい、と思う人ならだれでも楽しめます。
自分の文章にはこういうのが足りないんだなぁ、とか気づくことができます。
ここからは個人的な意見ですが、人と会話をする、プレゼンをするタイミングにも参考になる知識がつまってます。
人にものを読ませるのも、なにかを話すのも、相手に興味持ってもらわなきゃできないし、その辺のスキルがつくのかなと思いました。(小並)
個人的に感動した「論理」の話
最近友人に「お前は論理的じゃない」と言われて
はぁぁぁ!??普通じゃ!!!!!!!!
とその場ではムキになった私ですが、
「言われたからには直したい……論理的な文が書けるようになりたい……」
とひそかに闘志を燃やしていました。
『沈黙のwebマーケティング―webマーケッターボーンの激闘―』によると、
論理的な文章とは相手の心との間に“理解の架け橋”が築かれている文章を指す。
とのこと。
じゃあ論理的な文章ってなに?ってなりますよね。
論理的な文章は、基本的には「主張(結論)」「理由」「根拠」の3つの要素で構成されています。
ふむ……。
「主張」「理由」「根拠」ねぇ……それってどうやったら書けるの?
ってなりますよね。
論理的な文章を書きたいときにオススメしたいのが「セルフディスカッション」と「セルフディベート」を行うことです。
これらは自分が読者(客観)の視点に立ち、自分の主張に対して「なぜ?」という意見をぶつけて自問自答による議論を行ったり、反論意見をぶつけたりすることを指します。
へ~~~~~!!!
そういうのをやればいいのね!
と、こんな風に、論理的な文章を書くコツが書かれていました!
これを実行するぞ~~~~!!!
こういうスキルって、文章だけに限らずモノを伝える時にもつかえますよね。
こんな感じでいろんな手法やコツが紹介されていますよ~!
王道ヒーローモノのストーリーが面白い!
結論から言うと面白いストーリーでした!
単純勧善懲悪王道ストーリーで退屈しそうなものですが、それもさまざまな人が感情移入しやすいように、あえてテンプレ化してるんだろうな、と感じます。
深みがあるかっていうとそうじゃないです。しかし、軽いからこそ、指南書の役割をじゃなしない、ちょうどいいボリューム感になっています。
戦うものが大きいことや、ヒーローのキャラクターが魅力的なところ、また、前作から引き続きらしい敵がポケモンの「ロケット団」的な小悪党でちょっと面白いです。
前作だとそうでもなかったのかな?
なによりもテンポの良さがイイ!!
会話調や本の中のデザイン、文量のバランスがめっちゃいい。
最高に読みやすいです。
作品内にも書いてありましたが、つっこみどころもありSNSでバズりそうな内容になっています。
面白かったのでぜひ前作も読んでみようと思います!
ではでは~!