話題の「この世界の片隅に」を見た映画慣れしてないJDの感想
映画、「この世界の片隅に」見ました!
最近ちょっと映画見るようになりまして、有名だし見に行っとくか〜と思って。
と、言うわけで今回はすこし映画の話です!
本のブログなのにすみませんすみません!
以下ネタバレありの感想です!
あらすじ
「すず」という一人の女性の人生を描いた作品。
子供の頃の不思議な体験から、結婚、その後の戦時中日常生活が語られます。
感想
映画館で一度は見てほしい作品です…!
小さく、クスッとホロっと来るような映画でした。
オープニングとして流れる「かなしくてやりきれない」、初めて見たときはなんとも思いませんでしたが、2回目以降はこっそり泣くことになりそうです。
押し付けがましくない戦争もの
「この世界の片隅に」は俗に「戦争もの」と呼ばれるものです。
ただ、「火垂るの墓」とは一味違います。
「火垂るの墓」は悲しすぎて見てられない……辛さが前面に出すぎて見るのに体力を使いすぎる…。
って人こそ、見る価値がある映画です!
(もちろん火垂るの墓も名作ですが!)
戦争の悲惨さを前面に押し出す、というわけではなく、「戦時中を生きる人」が中心に描かれています。
人間の強さとか弱さとか、そういう部分に焦点が当てられているんです。
辛いことがあっても、それが日常になってしまうし、悲しんだところで日常は変わらない。
そんなふうに生活してるのを感じさせる主人公の「すず」さん。
戦争が終わった日のシーンが、すずさんの感情が一番出ていてよかったです。
このすずさんや、周りの人たちの魅力か溢れた映画になっています。
全員にドラマがある
この映画、好きなキャラクターが一人は現れるのではないかと思います。
私はリンさんが好きでした…。
(余談ですが、昔からファイアーエムブレム烈火の剣のリン、千と千尋の神隠しのリン、デレマスの渋谷凛、リンと名のつくものはなんでも好きなのでは?と思ってしまいます。
「僕と彼女と彼女の生きる道」の凛ちゃんは普通です。)
↑読まなくていいです
このリンさん、エンディングでフォーカスが当てられたストーリーが流れるので注目して見てください…。
見ていて言葉にならない、胸に「グググッ」とくる感じのサイドストーリーです。(語彙)
でもクラウドファンディングの名前をずっと見てても面白いです。二回見てください。
リンさんにはサイドストーリーがありましたが、それだけではなく全てのキャラクターに人生があるな、と感じさせる作品でした。
義理の姉妹となるおねえさんですが、まぁ〜嫌な奴です。
でもいっつも釜を焦がしてしまうような不器用なところがあったり、面倒見がいいところがあったり…。
今までの人生も作中で語られます。最後には「悪い人じゃないんだけどねぇ……」ってなります。なんとなく憎めないというか。
昔馴染みの水原さんにも、すずさんの妹すみちゃんにも、ちょい役のおばさんたちにも人生があります。
周作さーん!!!!!
すずさんの旦那さんの周作さんですが、めちゃめちゃに優しい。
この夫婦の仲良し具合も映画の見どころの1つです。
ちょっと抜けてるところがあるすずさんと、そんなすずさんに優しい周作さん。
見ていて「ウワァアお幸せにな!!お幸せにな!!!(錯乱)」ってなります。
この周作さんとすずさんのやりとりや動きの1つ1つが、アニメだとは思えない色気を放つ瞬間があって、
「ダァアア!!!お幸せにな!!!お幸せにな!!!!!(二度目)」
ってなります。
兎にも角にも周作さんがめちゃめちゃいい旦那さんなので、世の中の女性〜!!!
見てくれ〜〜〜!!!!!
声、「のん」さんでよかった~
このすずさん、声を女優ののんさんがやっています。
この声がめちゃめちゃ…なんかこう…「すずさん」なんです……。
のんさんの声がすずさんというキャラクターを確立させる要素になっているんですよ。
すずさんのちょっと天然入った可愛いキャラクターが、のんさんの声のイメージとぴったり。
原作を読んだことがないからかもですが、全く違和感がなくてびっくりでした。
のんさん好きな方だけではなく、そうでもないぜ!って人でも見てみてください!
方言も(あまちゃんとは違う感じなのに)頑張ってますし、イメージが少し変わるかも!?
「この世界の片隅に」、素敵な映画でした!!
是非みなさん、一度は映画館で見るといいですよ!!!(ゴリ押し)
私はいつか漫画の方を読んでちゃんと本の感想を書きたいです!ではでは!!